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2005年5月の7件の記事

2005年5月20日 (金)

ちっちゃな雪使いシュガー#16

j_dvd06『遠いまちの初雪』

 シュガーは修行で周りの季節使いに出遅れ、そして北の街では雪が人々に歓迎さずに落ち込みます。それでも頑張るシュガーの姿が健気です。それとシュガーに初雪を降らせる試練を与えた長老も機転が利いてますね。

 しかしシュガーは一瞬しか雪を降らす事が出来ません。そしてシュガーはガッカリします。でもその初雪を喜ぶ子供達がいました。失敗したと思わせて成功すると言う演出です。成功した時の喜びが増す良い演出だと思います。

 初雪を喜んだのが一部の子供達だと言うのも微笑ましいです。シュガーの頑張りに見合った報酬が子供達の笑顔だからです。「頑張れば必ず誰かが見てくれる」と言うメッセージが感じられる素敵な話だと思います。

 サガとシュガーは離れた場所に居ても、お互いの事を忘れずにいます。途中の何気ない台詞で二人の結び付きを表現しています。さりげなく次回の伏線にもなっている辺りも上手いですね。

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2005年5月19日 (木)

ちっちゃな雪使いシュガー#15

『ちっちゃなお客さま』

 窓から落ちそうになってもカノンはピアノを手放しませんでした。

「サガお姉ちゃんの大事なピアノなんだから!」

 カノンの優しさに涙腺が緩みました。まるでサガのピアノに対する想いを代弁しているようです。

 今回はシュガーとカノンを子供と言うキーワードで対比、そしてサガの子供時代とカノンも対比しています。サガとシュガーが自分自身を見つめ直す良いエピソードだったと思います。

 その上でママと言うキーワードも上手く盛り込んでいます。サガは子供を想うお母さんを疑似体験します。お母さんの立場と子供の立場の両面を見せる上手いシナリオですね。

 そして何もかもが優しい脚本です。気持が温かくなれる作品は素敵だと思います。この話は「心をつなぐメロディー(7話)」のやまだやすのりさんが脚本を書かれています。本当に素晴らしい脚本家です。そして蒼はるかさんも優しさを描ける原作者なのでしょうね。

 脚本の完成度と同じように作画の完成度も高い回です。作画監督は三浦貴弘さん、子供作品に登場する可愛らしい女の子を描かせたら、トップクラスのアニメーターだと思います。個人的に大好きなアニメーターです。

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2005年5月17日 (火)

ちっちゃな雪使いシュガー#14

『ペッパーとカメさんの夢』

 空を飛びたい!カメのランスロットの夢をペッパー達が叶えてあげようとする話です。ペッパーの「願う気持が強ければどんな事でも必ず叶う」と言うテーマには共感できるのですが、残念ながらペッパーとランスロットには感情移入が出来ませんでした。

 この話ではランスロットが空を飛びたい理由を最後に描いていますが、出来れば初めに描いた方が良かったと思います。そして「鳩さんと仲良くなりたい」と言う漠然とした理由よりも、「いつも烏のジョーに虐められている鳩さんを助けたい」と言った具体的な理由の方が感情移入しやすい話になったかもしれません。

 フィルの愉快な発明の場面は楽しいですね。いかにもフィルらしい発想です。そして演出を含めた作画がとても美しい回です。作画監督の中山由美さんの回は素晴らしいものばかりです。

 この回で漸くペッパーの生活している場所が動物病院だと分かりました。動物と話せるペッパーらしい場所だと思います。欲を言えばペッパーと赤ちゃんの話も見たいところです。この話でペッパーの生活圏が分かったのは良いのですが、作品を通してソルトの生活圏は描かれてません。出来れば描いて欲しかったですね。

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ちっちゃな雪使いシュガー#13

j_dvd05『「きらめき」みつけた!?』

 シュガーは、「”きらめき”を見つけた」とバジルとシナモンに嘘を吐いてしまった為に、窮地に追い込まれました。そんなシュガーにサガは手を貸します。前回のピアノの話に続いてサガとシュガーのお互いの想いが魔法の花を成長させる話です。”きらめき”を探しにピクニックに行くこと自体が、”きらめき”を探したことになるのが面白いですね。

 迷子になったサガは「シュガーが勝手な事をするから…」と言いかけて止めます。サガの成長が見られるシーンです。サガは自分本位ではなく、シュガーの事も気にかけるようになったのです。この描写はこれまでとは違うサガの微妙な心の変化を上手く表現していると思います。そして皆で協力して楽器を弾く場面がとても素敵です。

 ピクニックから帰ってきたシュガーは、”きらめき”を見つけてない事をバジルとシナモンに正直に話します。この作品を見ている子供には「嘘はいけないよ、正直は良い事だよ」と言う良い教訓になりますね。そしてシュガーのような正直者が幸せになるからこそ感動が生まれるのだと思います。

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2005年5月 9日 (月)

ちっちゃな雪使いシュガー#12

~さよなら、クマさん~

 今回の見所は何と言ってもサガの窮地を、シュガー達が助ける場面でしょう。サガは楽譜を上手く捲れずにばら撒いてしまいます。サガの表情からも緊張感がひしひしと伝わって来ます。もういつものサガではありません。そのサガをシュガー達が応援します。サガの事を想って一生懸命に応援します。想われたサガの気持を考えると、涙が出てくるほど嬉しいと思います。サガは一人じゃないんです。傍にシュガーが居てくれるのです。

 本当にサガとシュガーの関係を描く場面は抜かりはないですね。二人の絆も徐々に深まってきた感じです。もう初対面の頃とは違います。お互いに相手の事を想っているのでしょうね。

 視聴者が感動する話は魔法の花も成長します。この回も例に漏れずにつぼみを付けました。本当に魔法の花を成長させるポイントになる話は力が入っていると思います。

 そしてサガはヴィンセントとピアノの連弾をして、劇を成功させます。同時にヴィンセントに対するわだかまりが消えたみたいです。この辺のサガの心情の変化が分かり難いので、サガ自身のモノローグで補足した方が分かり易くなったかもしれません。と言うのも、サガが公園で子供達とセッションするヴィンセントを見る場面、楽器店のポールにヴィンセントが元ピアニストだった事を聞く場面、劇で連弾の場面、これらが線で繋がってないんですよね。唯一残念な点です。

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2005年5月 8日 (日)

ちっちゃな雪使いシュガー#11

~あたしの好きなピアノ~

 サガにとってヴィンセントは、ピアノの弾き方は嫌いだけど何となく気になる存在みたいです。もう一方のシュガー達は、ヴィンセントに季節使いが見えるか否かを気にしています。今回はこのふたつのエピソードが交互に描かれています。シュガー達がヴィンセントに付き纏うエピソードは、子供にも楽しめる様に単純に構成されていますが、サガのエピソードは、ピアノを通してヴィンセントとお母さんを比較する複雑な構成です。視聴者が大人でしたら、サガの気持を補足するのは簡単な事でしょうけど、子供達には少々難しいかもしれません。

 シュガー達がヴィンセントに付きまとうシーンは愉快です。シュガー達と同様に、「ヴィンセントは季節使いが見えるの?」と思いながら見ていたので楽しかったのだと思います。そしてノーマが女優を男優と勘違いするシーンや、グレタのクマのぬいぐるみのシーンも最高です。今回はサガの内面ばかりでは物語が重くなるので、このようなシーンを沢山入れる事により場を和ませたのだと思います。

 サガのお母さんのイングリット・ベルイマンの事故死、そして楽器店のピアノが形見だったと言う情報が開示された話でもあります。サガにとって楽器店のピアノはとても大切なものなのです。でも家に置かない理由が「思い出がいっぱいあって辛いから…」では納得できません。思い出がいっぱいあって辛いのなら、サガは楽器店に弾きに行かないと思うのです。家に置きたいけど、何かしらの事情で致し方なく手放した展開にした方が良かったと思います。

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2005年5月 1日 (日)

ちっちゃな雪使いシュガー#10

j_dvd04~バックステージハプニング~

 「窮屈な味だね」の意味が、「思いついたことを言っちゃっただけ」では、ほとんどの人が納得できなかったと思います。そもそもサガと初対面のヴィンセントに、意味深な感じの台詞を言わせる事自体に無理があります。あえて言わせるとしたら、ヴィンセントがサガのピアノを聴いた後の方が良かったと思います。その方がサガの音楽の捉え方に対する比喩としても分かり易いと思うのです。

 コメディーパートは相変わらず良く出来ています。舞台裏を飛び回るシュガー達に、サガが振り回されるシーンはとても愉快です。この辺りの演出は手抜かりがないですね。

 そして最後のシュガーの台詞、「シュガー達のこと見えてたのかな?」は、次回への引きとしては上手いと思います。ヴィンセントを謎のキャラにする事により、視聴者はヴィンセントに興味を持ちますからね。

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