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2006年1月 7日 (土)

ちっちゃな雪使いシュガー#24

『あたしはここにいるよ』

 実に綺麗な最終回でした。サガとシュガーの絆が結ばれた時が、二人の別れの時なんて悲しいですよね。でも魔法の花が咲いたという事は、彼女達が成長した証でもあるのです。悲しむべきではなくて、むしろ喜ぶべき事なのでしょう。そしてこれが彼女達の卒業式、これからはそれぞれの人生を歩んでゆくのだと思います。

 唐突に前回の最後でソルトとペッパーが帰って来たのは御都合主義だと思いましたが、サガとの別れの挨拶をさせる為だと思うと、これくらいの御都合主義も有りかなと思いました。そしてソルトとペッパーが長老に許しを得て人間界に来られたように、妖精界に帰ったシュガーもサガに逢いに来られるのかもしれません。雪使いとして一人前になったシュガーには人間界で季節を司ると言う仕事もありますからね。そしてシュガーはサガにも逢うでしょう。しかしサガにはシュガーの姿を見ることは出来ません。ここがこの物語のミソなのだと思います。

 最終回の最大に見せ所は、シュガーが去った後のサガの表情です。それまで我慢して笑っていたサガの感情が一気に溢れ出します。この場面は作画も力が入ってましたね。サガの気持ちが画面から痛いほど伝わって来ました。

 ラストシーンにカノンを再登場させたのも上手な構成だと思いました。シュガーが去った後の悲しさを拭い、しかも心地良い余韻をも残したと思います。

 最後になりますが、この作品がキャラクターを動かすだけのダラダラした展開にならなくて良かったと思います。潔くスパッと終わるからこそ名作と成り得るのです。物語り全体を振り返ると、クマのピアニスト編辺りは中だるみしていますが、シュガーとサガの関係だけはしっかりと描いているので、最悪な状況だけにはならなかったと思います。やっぱり主役を丁寧に描写するのは、とても大切な事なんですね。欲を言えば、お婆さんとサガの物語、ペッパーと赤ちゃんの物語を観たかったです。最後に・・・、この作品を創られたスタッフ皆様に感謝いたします。そして残るレビューは特別編のみです。大好きな作品のレビューが終わると言うのは寂しいものですね。

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コメント

こんにちは。いつもお世話になります。

24話までのレビュー、お疲れ様でした。シュガーという作品に対するさいたさんの思いが伝わってきて、とても良いレビューだったと思います。

今回私もこの終盤を改めて見直したのですが、最終回は本当にきれいな終わり方ですよね。(^^)
以前の感想に書かなかったことで思ったことは、良い出会いも大切だけれど、良い別れを経験できるのはもっと大切なことかもしれないと思いました。

世の中にはいろんな別れがありますが、それは決してマイナスだけじゃあないんだなあと改めて思いました。
この作品、シュガーやサガだけでなく、見ている私たちも成長させられる作品なのかもしれませんね。

投稿: 横溝ルパン | 2006年1月 7日 (土) 17:13

横溝ルパン様

お褒め頂きありがとうございます。
乱雑な文章ですが、感動が覚めやらぬ内に書いた感想なので、勢いだけはあったと思います。

現実にもシュガーが居ると錯覚してしまうような作品でした。それだけ彼女たちの存在感があったと思うんですよね。だからサガがシュガーと別れる時は、観ている僕も一緒になって悲しくなってしまったと思うんです。

「ちっちゃな雪使いシュガー」は、DVDを全巻揃えて良かったと思えるほど素晴らしい作品でした。そして子供が居たら真っ先に見せたい作品です。

投稿: さいた | 2006年1月 8日 (日) 21:26

感想一通り読ませてもらいました。
シュガーは昔一度見たきりですけど、
すごく印象に残っているアニメです。
感想呼んでいたら少しずつ蘇ってきました。

まず、背景がいい。
舞台であるドイツのローデンブルグに行ってみたくなります。

そして、ストーリーも2クールなのに特に中だるみすることなく、
最終回間際では、シュガーとサガの気持ちが痛いほど伝わってきて辛かった。

もうひとつの主題である音楽も素晴らしい。
担当されているのは、ローゼンメイデンのサウンドトラックでもおなじみの光宗信吉さん。
シュガーの世界観に合った曲ばかりで、
ぐっとくるところがあります。

とてもキャラクター原案コゲどんぼのブロッコリー作品とは思えないクオリティだったと思います。
地上波の深夜以外で再放送してもらいたいアニメですね。

投稿: チビガメ@アニメは声優 | 2006年1月12日 (木) 21:46

チビガメ@アニメは声優 様

初めまして、管理人のさいたです。コメントをありがとうございます。

シュガーの舞台の街並みは本当に美しいですね。流石に美術の小林七郎さんは一味違うと思います。ローデンブルクの雰囲気そのものですよね。

僕も挿入曲の全てが好きです。楽器をモチーフした作品なので、音楽には相当拘ったんだと思います。心に残る曲ばかりですよね。ローゼンメイデンの挿入曲の担当と同じだったんですか。僕の好きなアニメ2作品にこんな共通点があったとは・・・意外です。

世の子供に見せたいアニメの筆頭なので、夕方の地上波で再放送して貰いたいですね。つまらない新作アニメを大量に放送するくらいなら、シュガーみたいな名作を再放送した方が世の中の為にもなると言うものです(笑

それでは、今後とも宜しくお願いしますね。

投稿: さいた | 2006年1月12日 (木) 22:47

>サガとシュガーの絆が結ばれた時が、二人の別れの時
これほど辛いものはないですよ。でも本当に悲しむんではなくて喜ぶべきですよね。だって二人とも大きく成長したんですから。終わりは始まりでもあるようにこれからお互いにのいい未来が待っていますよきっと。シュガーがまた戻ってきてもサガには見られないですからねぇ、でも心は繋がっていますしいつまでも絆があるのでいつまでも心の中では一緒にいると思います。サガはよく別れの時泣かないのを我慢しましたね、その後の泣くところは本当に辛いです。私はたまたまブロッコリーということで録画して見てたんですがこれほどのアニメになるとは思っていなかったのでとても嬉しかったです。そしてこれからも大好きなアニメであることに変わりはありません。私の心の中ではまだシュガーが元気に空を駆け回っていますから…。シュガーのコメント最後までつき合わさせてもらいあありがとうございますた。私も本当にそろそろシュガーを見ようと思っています。もしよろしければシュガー同盟としてリンク貼ってもよろしいですか?

投稿: TMsymphony | 2006年3月11日 (土) 03:22

TMsymphony 様

最後までお付き合い頂きありがとうございます。

サガが大粒の涙で泣く場面は秀逸でしたね。特にサガの表情が素晴らしいと思います。大泣きする時の顔はあんな感じで崩れるんですよね。

僕もブロッコリーファン(でじこファン)でしたのでシュガーを視聴しました。その時は、大きなお友達向けの作品ではなく、小さな子供たちに向けの作品だった事に驚きました。でもコゲどんぼさんの絵柄が大好きで、子供向けファンタジーも好きだった僕は、いっぺんでこの作品の虜になりました。

リンクの件ですが、宜しくお願いします。TMsymphonyさんがシュガーのレビューを書かれた際には、是非ともトラックバック交換をさせて下さいね。

投稿: さいた | 2006年3月13日 (月) 02:33

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