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2006年4月 3日 (月)

ローゼンメイデン・第2話

「雛苺」

 この作品はテーマ性を最大限に活かした物語作りをしています。まずは物語り全体を通したジュンの成長物語、そして各回毎に設けられた人間ドラマです。

 第2話の「雛苺」でも例に違わず両方のテーマが描かれています。物語り全体を通したテーマは、引き篭もった姿を巴に見られて部屋に閉じこもったジュンシークエンス、そして各回毎に設けられたテーマは、雛苺と巴のシークエンスです。

 まずはジュンのシークエンスですが、特に真紅がのりに言いった台詞が素晴らしいと思います。「ジュンの事を本当に解かっているのは、本ではなくあなたよ・・・」。心の病気は心から心配してくれる人こそが助けられると言う事ですが、もうこれ以上の説明は要らないくらいの名台詞です。

 そしてもうひとつのテーマの雛苺と巴のシークエンスですが、巴の気持ちを無視した過剰な愛情を求める雛苺が、自分の過ちに気づく瞬間が秀逸です。愛は相手のことを思いやることが大切だと認識させられます。ただし誉めてばかりもいられません。前もって巴と雛苺の関係を描いてないので、ふたりがお互いをどの程度想っているのかがさっぱり解からないのです。巴が雛苺の髪の毛を梳かしているシーンの他にも、もっとふたりの日常描写があれば完成度も上がったと思います。

 少々話がずれますが、今回の話で感心したシーンがあります。それは真紅がトイレで紅茶を飲もうとしたシーンです。この場面では、真紅のプライド、恥じらい、そして長い間鞄の中で眠っていたと言う事を表現しています。これは伝えなければならない情報なのです。それをギャグにしてしまう脚本には頭が下がります。

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コメント

こんばんは。いつもお世話になります。

>ジュンの事を本当に解かっているのは、本ではなくあなたよ・・・

このセリフ、私自身の経験も重なって、本当に重い言葉でした。私自身病気をしたり、家族が病気になったりした時に、何度もいざという時に本当に救いの手を差し伸べられるのは家族だけなんだなあと痛感したことがありました。

真紅のトイレで勘違いはおかしかったですね。でも、確かにあの場面があったことで、真紅というキャラがよく伝わってきていましたよね。
その後、ことあるごとに「ここはトイレ」と教える真紅がまた可愛かったです。(^^;

投稿: 横溝ルパン | 2006年4月 3日 (月) 23:23

横溝ルパン様

コメントをありがとうございます。
病気をすると家族の有り難さが身にしみますよね。病気は医者が治すのですが、やっぱり心の支えになるものは家族ですものね。

真紅は雛苺にトイレを教えるんですよね。真紅って子供っぽい部分が沢山ありますが、イザと言う時に大人の女性になるところが魅力的ですね。

ローゼンメイデンの感想はこれからも続けていきますので、今後も宜しくお願いします。

投稿: さいた | 2006年4月 4日 (火) 00:38

>それは真紅がトイレで紅茶を飲もうとしたシーンです
あのシーンは自分でも結構お気に入りのシーンですね
原作でもこのシーンはありましたが、自分が一番に感じたのは「ドールと人間の違い」とゆうことでした…

>心の病気は心から心配してくれる人こそが助けられると言う事ですが、もうこれ以上の説明は要らないくらいの名台詞です
あぁさいたさんはやはり真理をつかれてる…
確かにこの言葉には多くの意味がぎっしりと詰められている感じがしましたね

>もっとふたりの日常描写があれば完成度も上がったと思います
これは自分も思いました
雛苺はこの2話の最初あたりでは言葉もはっきりしていて、子供っぽいイメージがつきにくかったと思います(子供っぽいってゆうかなんか怖かったよ…)
その点で、もしも日常描写があればもっと雛苺のキャラは出てきたと思いましたね

私事ですが、高校入学が決まって寮に入らなければいけなくなるのでこれからはコメントをするのが遅くなろうと思いますが、どうぞお許しを…

投稿: たかひー | 2006年4月 4日 (火) 00:57

たかひー様

こちらこそレビューが遅くなってすみません。高校生になるのですね。おめでとうございます!コメントの方は暇な時にでも宜しくお願いします。ゆるりゆるりと行きましょう!

トイレのシーンはドールと人間の違いと言う意味もあるかもしれませんね。あ・・・でも、現代文明を知らない未踏の地に住んでいる人間も、真紅と同じように水洗便所を部屋と間違えるかもしれませんよ(笑

第2話の感想は、たかひーさんとほぼ同じみたいですね。きっと雛苺は3話以降の日常を描く事で、キャラクターが確立されたんでしょうね。やっぱり雛苺は子供っぽさが生命線だと思います。泣いて笑って我侭を言って・・・、リアルな子供っぽさが雛苺の魅力ですから。

ローゼンメイデンのレビューは長期に渡るかもしれませんが、今後とも宜しくお願いします。ではでは~!

投稿: さいた | 2006年4月 4日 (火) 12:06

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今回は、雛苺と巴が登場するお話でした [続きを読む]

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