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2007年6月22日 (金)

バスタブの色塗り

 今回は「少女っ子」の第2話の失敗談です。

 それは原稿の受け渡しが5時間後に迫った時の事です。…とは言っても、「少女っ子」の原稿は1時間もあれば仕上がる段階まで来ていたので、僕は余裕綽々で机に向かっていました。

 この時点での作業は背景の色塗りです。塗っていたものは水が入ってないバスタブの影でした。しかし塗り終えた絵を見ると、水が入ってないはずのバスタブなのに、水が入っているように見えるではありませんか。(下の図を参照)
Bath01
 影を水色で塗ってしまった為に、その影が水に見えてしまったのが原因です。バスタブの影は水色以外の色で塗るべきでした。例えば下の図のような薄い桃色とかだったら、バスタブに水が入っているようには見えません。
Bath02
 失敗の原因がわかったとしても、紙に塗った色は変えられません。もはや後の祭りです。しかも水色で塗ってしまったバスタブのシーンは4箇所もありました。一瞬、その4箇所のコマ全体を切り取って描き直そうと思いましたが、冷静に考えると残り5時間で出来るはずもありません。何故ならば、そのコマにはその他の背景や人物も描かれているからです。

 「どうしよう…、この水色の影のまま提出しちゃうか…」と言う言葉が僕の脳裏を過ぎりました。しかし「待て待て、何か良い手があるはずだ!まだ時間は5時間もある、良く考えるんだ!」と思い直し、思案を重ねること数十分、僕は何とか直す方法を発見しました。それはバスタブ自体の色を水色にしてしまうと言う方法でした。(下の図参照)
Bath03
 このようにバスタブ全体を水色に塗れば、水が入っているようには見えません。ちょっとした目の錯覚を利用したものなのですが、それでも誤魔化す手段としては最良のものだったと思います。しかも白のバスタブよりも見栄えが良くなり高級感も醸し出せました。これぞ怪我の功名です。

 このような失敗を僕は数限りなくします。でも失敗を繰り返す事によって、僕のスキルもアップしてゆきます。失敗は成功の元ですから!

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コメント

こんばんは。mokyuxtuです。

これは面白い誤魔化・・・いやいや、上手いフォローですね。
原稿がデジタルだったらほんの数分で塗り替えが出来るのでしょうが、アナログとなると結構な手間が掛かったでしょうね。
何はともあれ、原稿完成お疲れ様でした。

投稿: mokyuxtu | 2007年6月22日 (金) 23:08

mokyuxtuさんへ

諦めずに誤魔化した甲斐…、あ、直した甲斐がありました。アナログは直しが効かない一発勝負なので大変だけど、それだけにやりがいはありますよ!

投稿: さいた | 2007年6月22日 (金) 23:46

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