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2007年10月の8件の記事

2007年10月30日 (火)

ヒンディー語

 「少女っ子」を描き始めた頃は、転校して来る外国人の女の子の国籍を同じアジア圏の中国にするか、日本と友好関係があるトルコにするか、はたまた他の国籍にするか決め兼ねていました。悩みに悩んだ末にインドに決めた訳ですが、それはそれで理由があったりします。

 その一つに、僕の町に大勢のインド人が住んでいる事が掲げられます。とにかく凄いのです。僕が買い物に出ると、ほぼ確実にすれ違うくらい大勢のインド人が居るのです。友達が住んでいるマンションにも大勢のインド人が住んでいて、その中のインド人親子に挨拶をした事もあります。そんな経緯もあって僕はインド人に親しみを感じていたのです。

 さて、ここからは作品についてですが、日本に転校したばかりのヴィナはヒンディー語しか話せません。なので実際に口から出る台詞はヒンディー語のみになります。…と言う事は、作者の僕自身もヒンディー語を勉強しなければなりません。勉強と言っても漫画の中に出てくる単語や台詞を調べるだけの簡単なものです。

 まずは「ナマステ」とか「ダンニャワード」と言った基本的なことから初めました。「ナマステ」はインドの挨拶で「おはよう こんにちは さようなら」と言った意味です。「ダンニャワード」は「ありがとう」と言った意味になります。

 こんな感じで調べていくうちに、「あれ?なんかカタカナじゃ雰囲気が出ないぞ!」と思い、デーヴァナーガリー文字も調べることにしました。多少なりとも作中にデーヴァナーガリー文字があった方が、異文化圏からやって来た女の子の雰囲気が出せると思ったからです。

「namaste (こんにちは)」
Namaste

「d'anyavaada (ありがとう)」
Danyavaada

「aulaada laRakii (少女っ子)」
Aulaadalarakii

「veNaak^$Na (ヴィナ クリシュナ)」
Venaakna

 こんな感じで、ヴィナが日本にやって来る「ヴィナ編」では、ヴィナはいくつかのデーヴァナーガリー文字でヒンディー語を喋ります。

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2007年10月29日 (月)

アイシュとミーナ(2

Otome016

 アイシュとミーナに色を付けました。更紗や蓮華と比べると地味目な色使いに見えると思います。本来ならインド女性の服は彩度が高く綺麗な色なのですが、それだとアイシュとミーナが貧乏な家庭に育った女の子に見えません。貧乏を強調する為には綺麗な色使いよりも彩度を低めにした色使いの方が向いていると思ったのです。

 さて、ミーナが額の真中に付いている赤い印はビンディと言って、シール又は赤色粉を塗ったメイクです。基本的にビンディは結婚したインド女性が付ける物ですが、最近では未婚の若い女性もファッションとして付けるケースが多いみたいなので、ヴィナやミーナにもビンディを付けさせました。

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2007年10月22日 (月)

アイシュとミーナ

Aish_meena_01

 「更紗と香水編」を描き終えて3週間が経ちました。そろそろ次の「インド編」の制作を開始しないといけない時期です。

 すでに粗筋は考えてありますので、次の製作過程では、新登場するキャラクターのデザインをする事にしました。現段階での仕上がりは線画まで。(上のイラスト参照)

 向かって左の女の子の名前がアイシュ、右がミーナです。二人共にヴィナの同級生で、仲の良い友達です。尚、名前はインドの女優から拝借しました。

以下は、二人の設定です。

【アイシュ】下級層、勝気、友達想い
【ミーナ】下級層、内向的、裁縫が上手

 これ以上の設定は考えていません。苗字すらありません。…と言うのも、二人は「インド編」しか登場しない脇役だからです。それに対して、ヴィナ、更紗、蓮華などの主要キャラクターは、家族構成、生活環境、悩み、性格、趣味、能力(勉強や運動)など、色々な事が事細かく設定されています。そうする事で主要キャラクターならではの生きた人間描写ができるからです。

 やっぱり主役と脇役の違いは大きいですね。思い入れも全く違います。それでも、アイシュ、ミーナ共に、「インド編」を描いていく内に思い入れが深まっていくと思います。脇役とは言っても、僕自身が生み出したキャラクターですから。

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2007年10月16日 (火)

お正月用の4コマ漫画

 毎年恒例で仕事をしている4コマ漫画(*1)のネームを描きました。とりあえず現在は結果待ち。

 やっぱり4コマ漫画は難しいです。普段から頭の中を柔らかくさせてないと良いアイデアが出ません。とりあえず合格点ギリギリのネームは描けたと思いますが、このネームを見て笑う人は殆ど居ないかもしれません。「ふーん、成る程…」と思わせるのが精一杯。とにかく作者の僕自信が笑えないのが一番の問題です。

 実は今回描いたの4コマ漫画のネームは、自分の感性を優先して描いた訳ではなく、4コマ漫画の笑いの法則を見つけ出して描いただけだったりします。だからオリジナリティー溢れる作品ではなく、パターン通りの平凡な作品になってしまいました。まあ、僕には感性だけで面白い4コマは描けないので、苦肉の策なんですけどね。

 それと現在僕が描いている「少女っ子」と言う漫画は、キャラクター物です。だからそのキャラクターの特性を使ったギャグばかり考えています。それに対して一般的な4コマ漫画はネタ物です。キャラクター物のアイデアしか考えなくなった現在の僕の脳には、ネタ物が考えられなくなっているのです。やっぱり普段から頭を柔らかくする訓練をしなくちゃダメなのかな?

(*1)某企業内で出している会報誌に載せる4コマ。テーマはお正月。

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2007年10月12日 (金)

各馬一斉にスタート!

10月に入ってから日記にて新作アニメのコメントを書いてきましたが、漸く最終結果が出ましたのでお知らせします。

2話目以降も視聴する作品は?

【本命】逆境無頼カイジ
【対抗】げんしけん2
【穴馬】もやしもん
【連下】BLUE DROP/脳噛ネウロ/キミキス/CLANNAD
【疾走】Myself;Yourself

その他、2話目以降の出走なし。

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2007年10月11日 (木)

チャウ・シンチー

久しぶりにチャウ・シンチー監督・主演の
「少林サッカー」と「カンフーハッスル」を観ました。

僕はこの2作品が大好きです。
DVD発売当時は繰り返し何回も観ました。
僕にとっては何回観ても泣ける作品です。

「少林サッカー」も「カンフーハッスル」も単純な物語です。
単純だけど人の心を打つ物語です。
社会の底辺で生きている人達が、
身を削って試練を乗り越えた末に、
成功するところが僕の心を打つのです。

実は僕もこのような物語を描きたいと思っています。
…とは言っても、僕はアクション漫画家ではありません。
だから挌闘シーンなどは逆立ちしても描けません。

僕が描きたいのはアクションではなく、
人と人の繋がり、人を想う心、
「少林サッカー」で言うところの、
チャウ・シンチーと兄弟子やヒロインの関係、

また「カンフーハッスル」で言うところの、
純粋な少年の心を忘れない、
…と言うテーマ性なのです。

大切なものは、人と人との繋がり、
そして作者の訴え掛けたいテーマ。

このような物語創りを僕はしたいと思っています。

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2007年10月 9日 (火)

日常

僕が描こうとしている物語は日常です。
主人公は女の子達

でも普段の女の子達の日常を描くだけでは面白くありません。
面白くないので、その日常に少しだけ波風を立たせます。
そう、ちょっとした事件です。

事件と言っても、傍から見れば大した事がない些細なもの。
でも当事者の女の子から見たら、台風の渦に飲み込まれたかのような大事件です。

事件が起きた時に女の子がどんな気持ちになるのか?
そしてどんな行動をとるのか?
それを僕も女の子と一緒に考えます。
一緒に考えて、それを絵にする事が僕の役割りです。

そして読者にも女の子達と一緒に悲喜こもごもして欲しい。
だから女の子達に感情移入できる創り方をしています。
女の子達も、読者も、作者も、皆が一緒になって物語を体験する。
「少女っ子」は、そんな物語です。

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2007年10月 8日 (月)

物語の時系列

「少女っ子」は時系列を入れ替えています。
      
#1「更紗と香水編」・・・8月。(舞台は日本)

#2「インド編」・・・同年4月。(舞台はインド/ヴィナの生活)

#3「ヴィナ編」…同年5月。(舞台は日本/ヴィナの転校)

【なぜ時系列を替えたのか?】
 基本的に「少女っ子」は、インド人の女の子のヴィナが日本の小学校に転校して、インドと日本の文化の違いに戸惑う話です。いわゆる日本が舞台の物語です。それを時系列通りにインドを舞台にした4月から始めてしまうと、読者がインドを舞台にしたインド人だけの物語だと勘違いして敬遠する可能性があると思ったのです。それを避ける為に、初回はインドではなく4ヵ月後の日本にしました。

【なぜインド編が必要なのか?】
 唐突にヴィナが日本の小学校に転校してくる場面から始めてしまうと、読者はヴィナの言動に戸惑ってしまいます。ですがヴィナがインドに住んでいる頃の話を描けば、彼女が何を考えているのかが解り、感情移入がし易くなります。その為にインド編が必要なのです。

【視点の事】
 時系列を並べ替えたことで、初回は数ヵ月後の8月になりました。この時点でのヴィナは日本の学校に慣れ親しんでいる頃です。だから何の説明もなく、インド人のヴィナと日本人の更紗は友達だったりします。

 しかし、ここでひとつ問題点があります。それは文化の違うインド人のヴィナの視点で物語を進行させてしまうと感情移入がし辛くなると言うことです。

 そこで初回は日本人の女の子の更紗の視点で物語を創りました。理由は、日本の一般常識を持った女の子の視点ならば、読者が置いてけぼりを食らう事はないからです。

 そんな感じで、初回の「更紗と香水編」は更紗が主人公で、彼女が体験する日常のちょっとした事件、しかし当事者の彼女にとっては大きな大きな大事件と言う物語になりました。そしてその事件にヴィナが絡むと言う流れです。

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