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2008年3月17日 (月)

台詞の書き直し

 「林の中で…」は1990年代前半に描いた作品です。当時はそこそこ読める作品だと思ったのですが、今読むとかなり読み辛く感じたので、UPする際に全ての台詞を書き直しています。ではその一部を紹介します。

Hayasix003_2
(絵をクリックすると大きな画像になります)

 左が書き直し前で、右が書き直し後の原稿です。場面は千恵が幽霊話を切り出した後になります。

 書き直し前の原稿は台詞が多くて読み辛いですね。特に何の脈略もなしに「生神ヶ淵」と言う地名を出すのは問題があります。これでは読者が混乱してしまいます。

 そこで台詞量を減らすと共に、「幽霊を見たのか?」と言う情報だけに絞ったのが、書き直し後の原稿です。書き直し前の原稿と比べると読み易くなっているのが分ると思います。

 不必要な情報は入れない。台詞を簡潔にする。このように、ほんのちょっと台詞を工夫するだけでも、作品の質そのものが変わるんですよね。

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コメント

こんばんは。いつもお世話になります。

変更前と後の原稿、拝見させていただきました。本当にセリフを変えただけで、読んだときに受ける印象がこんなに変わるものなんですね! なんだか感動しました!

変更前は、セリフで長々と状況説明をしているのが少しくどい感じですが、変更して最小限のセリフにおさえたことで、物語の進行がより自然になっていますね。(^^)

投稿: 横溝ルパン | 2008年3月17日 (月) 21:44

横溝ルパンさんへ

コメントをありがとうございます。

内輪ネタを書くのは、どうかな?…って思ったんですが、ルパンさんに感心して頂けただけでもUPした甲斐がありました。

そうですねー、作者自身がキャラクターになりきれないと、自然な台詞って書けないんですよね。それが当時の僕には難しい技術だったみたいです。

実は「林の中で…」の前にUPした「透明色のあいつ」も、全ての台詞を書き直しています。このように台詞を書き直せば何とかなる作品だけを見繕ってUPしているんですよね。

でもその他の作品は台詞を替えても面白くなりそうもない物ばかりなので、どうしましょう…?(笑

投稿: さいた | 2008年3月17日 (月) 22:46

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