2014年5月18日 (日)

少女っ子の2話を更新中

「少女っ子」のVol.2(更紗と香水編②)の再アップ更新中!(5月18日PM6時現在で表紙+8コマ)

 今回は1話目よりもコントラストを弱めにしました。原画に近い色になったかな?原画に近い雰囲気を!水彩の柔らかさを!を表現したくて再アップしてるので、本来はスキャンしたデータのままが一番良いのでしょうけど、それだと画面全体が灰色っぽく汚く見えちゃうので多少の修正は必要なんですよね。

【1話目のコントラスト修正】
Otomecco0110

【2話目のコントラスト修正】
Otomecco0202

【スキャンしたままの画像】
Otometest

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2014年3月 3日 (月)

更紗と香水編①再登録

「少女っ子(更紗と香水編①)」の色修正版が完成しました。色修正版は病気のために7ヶ月間中断してましたが、最近になってかなり具合が良くなったので漸く再開できた次第です。

大元の「少女っ子」は水彩絵の具で描かれた漫画です。ですが以前までUPされていた「少女っ子」は、その水彩の良さを消したデジタル修正を施したものだったんです。尚且つ画面サイズが小さくて大元の原稿の美しさからは程遠いものでした。

今回は大元の水彩原稿の良さを損なわないようにアナログの水彩絵の具で修正をしつつ、サイズも読み易いように出来る限り大きくしました。

下のコマは当時アップしたデジタル修正版(当時の原寸)です。これでは水彩絵の具の魅力が台無しですね。
Clip026

そして次は修正前の原稿(上)と、水彩絵の具で修正した原稿(下)です。サイズが大きいと見易いですよね、やっぱり。
Clip024_3

Clip025_3

主な修正のひとつはヴィナの肌の色です。肌の色が薄いとインド人ぽく見えないですからね。それと背景の色の薄い部分も濃い目に塗り直しています。PCで見る場合は薄い色よりも濃い目の方が映えると思ったんですよね。

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2011年1月10日 (月)

はもれなセッション配信!⑤

「はもれなセッション」の続き(26~30ページ)を配信しました!いやはや、1ヶ月振りの更新になっちゃいました。なかなか新規のページが描き終わらなくて…。

今回新たに描いたページで久々にカケアミを描きました。15年振りくらいかな?昔は頻繁に使っていた効果なんですけど、世間的に流行しなくなってからは殆ど描くことはなかったんですよね。あの頃はカケアミの技術を高めようと頑張ったっけなぁ…と、昔の事を思い出しつつ感慨深くなっちゃいましたよ。

カケアミを知らない方へ…↓これがカケアミです。
Kake_2
カケアミにも色々と種類があるんですよね。

【追記】
あっ!この記事を書きながらUPしたページをチェックしたら、吹き出し文字に間違いがあるのを発見!「照明」と書かなければいけないところを「証明」と書いてしまいました。気が向いた時にでも書き直します…(ペコリ

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2010年12月 4日 (土)

はもれなセッション配信!④

「はもれなセッション」の続きUPしました。

今回は新たにペン入れしたページがあります。昔描いた下書きをペン入れしただけなので違和感はない…はず?

背景に中野サンプラザが出てきますが、本来のライブはもっと小さなビルで行なわれています。昔のボツ原稿を有効利用すると、この辺に無理が生じちゃうんですよね。まあ、ご愛嬌と言うことで…。

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2010年11月17日 (水)

はもれなセッション配信!③

「はもれなセッション」の続き5ページ分をUPしました。

前回の話を読まれた方は、
《↓ここから下が11月17日にUPした分です》 の下から読んで下さいね!

今回の追加分も、”起承転結”の”承”の部分です。どんどん二人の仲が悪くなってゆくエピソードを描くことが”承”の役割りなんです。

さて、いよいよ次回は”起承転結”の”転”です。
さてどうやって二人の仲が元通りになるのか?これが”転”の役割りです。アイデアを出すのがとても難しい部分でもあります。とても難しい部分なのであまり期待しないで待っていて下さると助かります。

次回は11月末までには配信しますので宜しくお願いします。

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2010年11月 6日 (土)

はもれなセッション配信!②

遅くなりましたが「はもれなセッション」の続きをUPしました。今回は10~16ページ目までです。起承転結でいうところの「承」にあたる部分ですね。少しだけ物語が進展してるって感じかな。

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2010年10月22日 (金)

はもれなセッション配信!①

デビュー作の「はもれなセッション」をUPしました。現在までのところは31ページ中の9ページまでの配信です。

「はもれなセッション」は初めて雑誌に掲載された思いで深い作品です。作品履歴的には「エースのいない日」の次に描いた作品です。ジャンルは少年誌向けの恋愛漫画かな…。3回~4回に分けて配信しますので、ゆるりゆるりと御付き合い下さいね♪

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2010年8月 7日 (土)

怪談『切ってやろうか』

いや~、夏真っ盛りですね。夏と言えば怪談、今回はちょっと怖い話を書いてみました。とは言っても、かなり前に書いた小説(漫画の原案)の改訂版ですけど。気が向いたら読んでみてね。ちょっとは涼しくなるかもしれませんよ。ホラーですよ~(笑

『切ってやろうか』

 ある村にたいへん泳ぎの達者な小僧がいました。その日はとても暑かったので、小僧は近くの海に泳ぎに行きました。海に辿り着いた小僧が見たものは、泳いでいる人達ではなく沢山のクラゲでした。夏も終りの頃だったので、波打ち際にまでクラゲがいたのです。クラゲの怖さを知らない小僧は服を脱いで泳ぎだしました。すると小僧の下半身に痛みが走りました。そうです、クラゲに刺されてしまったのです。あまりの痛さに小僧は海から出て海岸に倒れこみました。クラゲの怖さを知った小僧は、もう海に入る事はできません。唯一できる事はクラゲでいっぱいの海を見る事だけです。

「クラゲが憎たらしい…憎たらしい…どうしたものか…」

 しかし小僧には何の術もありません。クラゲに刺された足を引き摺りながら帰路に着くしかないのです。とぼとぼと海を背に帰ろうとした小僧の目に、誰かが置き忘れた魚捕りの網が映りました。それを見た小僧は心の中でこう呟きました。

「海に入れないのなら、憎いクラゲを殺してしまえ!」

 そうです、小僧はクラゲを捕って殺そうと思ったのです。小僧は防波堤の上から海に網を入れては何十匹ものクラゲを捕りました。そしてクラゲが入っている網を地面にたたきつけました。クラゲは地面にたたきつけられると水のように弾け飛びます。

ぴしゃっ! ぴしゃっ!
ぴしゃっ! ぴしゃっ!
ぴしゃっ! ぴしゃっ!

何十匹ものクラゲは無残にも飛び散り影も形もなくなりました。

「ざまあみろ、ざまあみろ」

小僧の心は憎しみと共に愉快な気持ちで満たされてゆきました。そんな小僧の頭の中に或る言葉が浮かびました。

”南へ下った所にクラゲのいない海がある”

それは妙に美味しい料理を出す浜茶屋のお婆さんの言葉でした。

 ☆☆

 それは去年の夏の事です。小僧が浜茶屋の前を通りかかると、お婆さんが声を掛けてきました。

「取って置きの美味しい料理があるぞ。食べて行かんかえ。」

 喉から手が出るほどお腹が空いていた小僧は、そのお婆さんの浜茶屋で食べる事にしました。注文をして待つこと数十分、待ち兼ねた料理が目の前に現れました。そして小僧は食べました。それはそれは何とも言えない不思議な味でした。あまりの美味しさに「日本一の味だね。」と褒めたところ、その言葉に喜んだお婆さんは小僧にある秘密を教えてくれました。それが”クラゲのいない海”なのです。小僧はその海に行く事にしました。

 ☆☆

 小僧は1時間余り歩き、お婆さんに教えられた海に辿り着きました。そこは岩場に囲まれた海ですがクラゲは全くいません。気をつけて泳げば快適に泳げる場所でした。しかも誰も泳いでいません。小僧は嬉しくなって飛び込みました。半刻くらい泳いだ時の事、小僧の足に何かが絡みつきました。足を動かして取ろうとしても余計に絡み付いてきます。絡みついたものを手で取ろうと思った小僧は海に潜りました。不思議な事に足元だけが黒い影に覆われていて何も見えません。自分の足元に何があるのかが分らない恐怖、黒い影が自分を覆っている恐怖、そんな小僧は死の恐怖さえも感じ始めました。そして小僧は強引に足に絡みついた”何か”を振り解こうとしました。しかし、もがけばもがくほど、その”何か”は余計に纏わりつきました。

「誰か、助けて!溺れちゃう…!」
「誰か…誰か…お願い…助けて…!」
「助けて…」

そう小僧が叫ぶと、海の中から声がしました。

「お前かい、呼んだのは?」   

 海の中から真っ白な髪の毛でシワだらけの妖怪が現れました。目を凝らしてみると、それは”浜茶屋のお婆さん”の姿をした妖怪でした。妖怪は微笑みながら小僧を睨み付けています。小僧は「お…お婆さん…助けて!」と、めいいっぱい叫びました。叫ぶ小僧に対して妖怪はこう言いました。

「お前は満潮になると溺れ死ぬえ」

小僧は心の奥から叫びました。

「死ぬのは嫌だよ!お願いだよ!助けて、お婆さんっ!」

するとお婆さんの妖怪はこう言いました。

「足を切ってやろうか?」

 一瞬、小僧は妖怪が何を言っているのか理解できませんでした。しかしすぐに妖怪の言っている事が何なのかを理解しました。足を切れば小僧が自由に動けるようになると言っているのです。小僧は泣きながら拒みました。

「嫌だよぉ!」
「足を切られるのは嫌だよぉ!」

しかし妖怪は同じ言葉を繰り返すだけです。

「足を切ってやろうか?」

「足を切ってやろうか?」

小僧は恐怖を感じ始めました。

「ゴホゴホゴ」

波で海水が口に入り咳き込む小僧。

「ゴホゴホゴホ」

しかし妖怪は同じ言葉を繰り返すだけです。

「足を切ってやろうか?」

「足を切ってやろうか?」

「ゴボ…ゴボ…。嫌だよ。嫌だよ…。」

そうしている内にも時間は刻々と過ぎていきます。そして水嵩も増えていきます。

「ごぼ…ごぼぼぼ…」

 とうとう水は小僧の口元まで来ました。そして息が出来なくなりました。そして小僧は「お願い!!足を切ってもいいよ!だから助けて!!」と叫んでしまいました。その言葉を聞いた妖怪は笑みを浮かべました。しかもその笑い顔は口が顎まで裂けていました。そして妖怪は小僧の足を掴むとひねりだしました。

バリ…ゴリ…。 
バリ…ゴリ…。ゴリ…ゴリ…。

バリ…ゴリ…。 
バリ…ゴリ…。ゴリ…ゴリ…。

あまりの痛さに小僧は大声で泣き出してしまいました。

「ああああああああああ!!!!! 痛い! 痛い!」

強烈な痛さと共に小僧はいつの間にか気を失ってしまいました。

 ☆☆

 そして次の日になりました。片足を亡くした小僧が浜茶屋を訪れると、あの時に食べた料理の匂いがしてきました。そして奥からお婆さんが出てきてこう言いました。

「取って置きの美味しい料理があるぞ。食べて行かんかえ。」

 そうです、その料理は小僧の切った足なのです。お婆さんは今までに幾度も人間の足をもいでは料理をしていたのでした。小僧は驚きました。

 ☆☆

 その瞬間、小僧は目が覚めました。実はクラゲに刺されて倒れこんだ海岸で気絶していたのです。小僧は慌てて自分の足を見ました。そこにはちゃんと足がありました。海の妖怪は小僧が気絶していた時に見た夢だったのです。相変わらずクラゲに刺された足は痛みましたが、妖怪に足を切られた時の痛みと比べればたいした事はありません。小僧は泣いて喜びました。以後、小僧はむやみに海の生き物を殺そうと思わなくなったそうです。

(初稿1995年、改訂版2010年8月7日)

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2009年11月21日 (土)

つゆ晴れの12ページ目

「つゆ晴れ」の12ページ目を追加しました。
1ページだけですみません…。

「つゆ晴れ」はココから読めます。

う~ん、新規に書き起こしたページなので、ちょっと違和感があるかな?なるべく昔の絵に似せて描いたんですけどね。あまり似てないかも…。でもこれが限界なんですよ~

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2009年8月13日 (木)

早夜ちゃん

Otome064

「つゆ晴れ」の早夜ちゃんです。

 「つゆ晴れ」の続きですが、ネームを替えただけでは二進も三進もいかないので、新たに4~5ページほど追加することにしました。なので配信するまでには少々時間が掛かってしまいそうです。う~ん、どれほど掛かるかな~?時間が掛かりそうだったら後編の前に中編をUPしますね。

 尚、「つゆ晴れ(前編)」はココから読めます。

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