ちっちゃな雪使いシュガー

2006年1月 7日 (土)

ちっちゃな雪使いシュガー#24

『あたしはここにいるよ』

 実に綺麗な最終回でした。サガとシュガーの絆が結ばれた時が、二人の別れの時なんて悲しいですよね。でも魔法の花が咲いたという事は、彼女達が成長した証でもあるのです。悲しむべきではなくて、むしろ喜ぶべき事なのでしょう。そしてこれが彼女達の卒業式、これからはそれぞれの人生を歩んでゆくのだと思います。

 唐突に前回の最後でソルトとペッパーが帰って来たのは御都合主義だと思いましたが、サガとの別れの挨拶をさせる為だと思うと、これくらいの御都合主義も有りかなと思いました。そしてソルトとペッパーが長老に許しを得て人間界に来られたように、妖精界に帰ったシュガーもサガに逢いに来られるのかもしれません。雪使いとして一人前になったシュガーには人間界で季節を司ると言う仕事もありますからね。そしてシュガーはサガにも逢うでしょう。しかしサガにはシュガーの姿を見ることは出来ません。ここがこの物語のミソなのだと思います。

 最終回の最大に見せ所は、シュガーが去った後のサガの表情です。それまで我慢して笑っていたサガの感情が一気に溢れ出します。この場面は作画も力が入ってましたね。サガの気持ちが画面から痛いほど伝わって来ました。

 ラストシーンにカノンを再登場させたのも上手な構成だと思いました。シュガーが去った後の悲しさを拭い、しかも心地良い余韻をも残したと思います。

 最後になりますが、この作品がキャラクターを動かすだけのダラダラした展開にならなくて良かったと思います。潔くスパッと終わるからこそ名作と成り得るのです。物語り全体を振り返ると、クマのピアニスト編辺りは中だるみしていますが、シュガーとサガの関係だけはしっかりと描いているので、最悪な状況だけにはならなかったと思います。やっぱり主役を丁寧に描写するのは、とても大切な事なんですね。欲を言えば、お婆さんとサガの物語、ペッパーと赤ちゃんの物語を観たかったです。最後に・・・、この作品を創られたスタッフ皆様に感謝いたします。そして残るレビューは特別編のみです。大好きな作品のレビューが終わると言うのは寂しいものですね。

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ちっちゃな雪使いシュガー#23

『ミューレンブルクの小さな奇跡』

 久々に中山由美さんが作画監督の回です。絵が動いて、動いて、動きまくってます。作画に関しては手抜きが一切ありません。本当に凄いです。まさしくこれがアニメーションの真髄!と言う感じです。そして動きで笑わせる演出も素晴らしいです。真面目なアンヌが車からピアノに乗り移る時の駆け足には大笑いさせて頂きました。ブレーキの看板の支柱が折れた時の皆の顔も可笑しいです。しかも真剣な表情を描くのを忘れてはいません。グレタの両親の車の前にサガとフィルが登場したシーンの彼らの表情は最高に輝いています。僕が一番好きなシーンは、ピアノを乗せた車でサガとグレタか交わした会話です。
サガ「勝負よグレタ!一緒に車を止めるの!」
グレタ「望むところよ!」

このシーンの彼女達の表情は実に生き生きとしています。本当の意味で良きライバルだと思います。

 もう何回も観ている作品なので感動も薄れがちですが、放送当時はグレタ達がサガを想う気持ちに感涙したものです。皆がサガの為を想って必死になっている姿が泣けるのです。しかも泣きながらギャグで笑ってしまうと言う、泣き笑いの状態でした。

 皆を乗せた車が橋桁から河に転落する寸前で、シュガー、ソルト、ペッパーの魔法により空中に浮かびました。この作品がファンタジーだと言う事を再認識させられたシーンです。僕はシュガー達の魔法を当然の如く受け入れていたので神秘性を感じなくなっていました。しかし、このシーンを見て思い直しました。魔法は異世界の産物、そして奇跡を起こすものなのだと。皆が必死になって、頑張って、頑張って、頑張った末に、魔法が使われ、奇跡が起こるのです。今回はその奇跡を呼ぶに値する物語でした。

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2006年1月 6日 (金)

ちっちゃな雪使いシュガー#22

j_dvd08
『ゴメンね、シュガー』

 グレタを筆頭に、ノーマ、アンヌ、フィル、ジャン、アラン、ルキーノさんがサガの事を心配しています。サガは倒れたシュガーの事を心配しています。そして季節使いのジンジャーや長老も二人の事を案じています。今回は皆が皆、周りの人の事を気遣う温かい話です。

 特にグレタの描き方が素晴らしいと思います。前回、前々回のシュガーとサガと同じように、この回のグレタも本心を明かしません。グレタはサガの事が好きで心配しているのにも関わらず、強引なこじつけでピアノをサガの元に返そうとするのです。

”本心を明かさずに相手の事を想う”

 このように行動したキャラクターは端から見ると健気に映ります。これは人々を感動させるポイントのひとつだと思います。

 細かい事ですが、ひとつだけ気になった点があります。それはジンジャーの台詞です。ジンジャーはシュガーの病気の事を聞こうとしたサガに、「あなたならちゃんとシュガーを受け止めてくれると思ったのに!」と怒鳴ります。これは叱咤する事によってサガとシュガーの絆を元に戻そうとしたのだと思いますが、この台詞だけではジンジャーの真意はわかりません。ジンジャーの本心がわかる台詞を一言で良いので付け加えた方が良かったと思います。

 シュガーが復活する場面はともて感動的でした。この時点でサガの一番大事なものはピアノではなくシュガーになったのです。そして二人の絆が強まった事を魔法の花が祝福します。実に温かくて心地良くて素晴らしい創りだと思います。

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ちっちゃな雪使いシュガー#21

『ひとりぼっちのふたり』

 サガに続きシュガーまでもが辛い目に遇うと言う展開が見る側に絶望感を募らせます。シュガーとサガの心に隙間風を吹かせるのが実に上手い脚本です。よくよく考えるとサガとシュガーの関係は壊れてはいません。ですがシュガーに疎外感を与える事によって絶望の淵に追い込んでいます。アルバイトで失敗してしまった一件と、同期のソルトとペッパーが魔法界に帰ってしまった事が、シュガーをひとりぼっちにさせたのです。シュガーの視点で描いたからこそ疎外感が表現出来たのだと思います。しかもシュガーはソルトとペッパーの事を想って、彼らが魔法界に帰るところを笑顔で見送ります。そして彼らが去った後に泣き崩れます。寂しさは本心を現さない方が効き目があります。なかなか抜け目のない脚本だと思います。

 しかしながら不満な点もあります。それはソルトとペッパーをぞんざいに扱っている部分です。ちっちゃな雪使いシュガーは、シュガーとサガの関係を中心に描いているので仕方がない事だとは思うのですが、これではソルトやペッパーの気持ちが伝わって来ません。ソルトの場合は太陽使いよりも雲使いの方に憧れた理由を丁寧に描かないと感情移入が出来ないし、ペッパーの場合も赤ちゃんの事を想って魔法の花を咲かせた場面を丁寧に描かないと感情移入が出来ないのです。

 今回は作画や演出がとても上手でした。さすがに作画監督の三浦貴弘さんは一味違いますね。特に草原でソルトがターメリックと話しているシーンは構図を含めてとても気に入ってます。

 余談になりますが、最後にシュガーが倒れたシーンを見た放送当時のインターネットの人々の間で、”シュガー死亡説”がまことしやかに囁かれました。今となっては懐かしい思い出です。

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ちっちゃな雪使いシュガー#20

『消えちゃった約束』

 いよいよ最終回に向けて物語が動き出しました。ここからは息をつく暇もない展開なので、一気に最後まで鑑賞する事をお薦めします。

 今回はサガの揺れ動く気持ちを、実に上手く表現しているシナリオだと思いました。ピアノが売れた事を知ったサガは、悲しい気持ちをおくびにも出しません。しかしピアノがグレタの部屋にあるとわかると気持ちを抑えきれずに爆発させます。この揺れ動くサガの内面を台詞で説明せずに、サガの行動や表情によって客観的に表現している描き方が実に巧みです。サガがお婆さんの前で普段の自分を繕う姿がとても痛々しいと感じてしまうのも、彼女が本心とは裏腹な行動をしているからだと思います。

 グレタが誕生日のプレゼントのピアノを弾く瞬間にサガの表情が変わる場面も見所です。ここはサガにとってどれくらいピアノが大切な物なのかが手にとるようにわかる瞬間です。そしてここからは客観的にサガを見せるのではなく、サガに感情移入させる主観的な描き方に変わります。その為にサガの母親の思い出をフィードバックさせています。この辺の創り方が実に上手いと思いました。あらゆる方向からサガの悲しみを、これでもか、これでもかと、表現するからこそ、視聴者はサガと一体になれるのだと思います。

「グレタにお願いすればいつでも弾きにいけるよ!良かったねサガ!」
これはシュガーの台詞ですが、サガに感情移入してしまった視聴者は、それは違うよ!サガは誰にもお母さんの思い出が詰まったピアノを触らせたくないんだよ!・・・と、思ったはずです。サガの内面を丁寧に描いたからこそ、このシュガーの台詞とサガの内面のギャップが表現できたのです。僕はこのような感情の流れを丁寧に描く構成は大好きです。素直に関心しました。

 サガのお母さんのピアノだと知ったグレタが、ピアノを傷つけないように大切に扱うシーンも泣けます。ピアノがサガにとってどれほど大切なものなのかを表現する一方で、グレタのジレンマを表現した上手い場面だと思います。

 今回は本当に素晴らしい脚本、演出でした。ただ、前にも書きましたが、サガがピアノを手放した理由が、「思い出がいっぱいあって辛いから…」だけでは弱いんですよね。だったら初めから手放さなければいいじゃないか!となってしまいますから。終盤の流れの根底がここに集約されるだけに、実に悔やまれる点です。

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2005年7月 8日 (金)

ちっちゃな雪使いシュガー#19

j_dvd07
『ふたりだけの思い出』

 今回は総集編です。でも過去の映像を繋ぎ合わせただけの総集編ではなく、お祭りの後片付けを利用して昔の思い出をサガとシュガーに語り合わせるところが憎いですね。特にサガとシュガーの出逢いの場面を再現したシーンは秀逸です。これはもうDVDを購入した人にも損をさせない総集編ですよ。

 さりげなく伏線を張っているところも見逃せません。グレタの誕生日と楽器店の男性は、今後の展開に深く関わります。この伏線とサガのピアノが楽器店から無くなった事は密接な関係があります。一見バラバラに見えるこれらの出来事が、今後ひとつの物語の集約されていくから凄いんですよね。

 今回は総集編と言う事で、これまでの話しの中で気になっている事柄を書きます。それはサガのお父さんが出て来ない事です。なぜ出て来ないのか不思議ですよね。何かしらの出せない訳があったのか?それともお母さんの話しを中心にしたかったので、あえてお父さんのエピソードを削ったのか?答えを監督に聞いてみたいものです。これは個人的な見解ですが、サガの生まれる前に両親が離婚したのでサガにはお父さんの思い出が無い。だからお父さんの話題は一切出て来ない。当たるも八卦、当たらぬも八卦。本当は視聴者にこんな事を想像させる作品ではダメなんですけどね。

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2005年6月28日 (火)

ちっちゃな雪使いシュガー#18

『おまつり、ワッホー!』

 サガが日頃お世話になった人達にクッキーを渡すお話です。それ以外に何の展開もないのですが、サガと街の人々の会話を聞いているだけでも、それなりに楽しめます。これまでにキャラクターを創り込んだ成果ですね。

 今回の話ではシュガーとサガが相思相愛でした。二人がこのような気持ちになるのは自然な流れですね。シュガーの修行中に二人は離れ離れになり、もう片時も離れたくないでしょうから。

「あたくしにとっては、この街に来て初めてのお祭り!」

 これはグレタの台詞ですが、ミューレンブルグ祭は一年に一回と言う事を考えると、グレタがこの街に来て一年に満たない事になります。・・・と言う事は、サガとグレタがライバル関係になってから一年も経ってないのです。この一年の間に彼女達にいったい何があったのでしょうね。とても気になるのですが、本作ではライバル関係になった経緯を一切描いていません。ちょっとした回想でも良いので入れて欲しかったですね。

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2005年6月 8日 (水)

ちっちゃな雪使いシュガー#17

『シュガーを待ちながら』

 季節使いは楽器を弾く事によって天気を司ります。雪使いの楽器はピッコロ、風使いはハープ、太陽使いはトランペット、雹使いはシンバル、雷使いはドラム、雲使いはベース、雨使いはバイオリン、そして台風使いはホルンを使っています。

 それぞれの楽器が季節使い達の特徴を良く表していると思います。楽器で天気を表現しているなんて凄いですよね。今回初登場の台風使いのホルンなんて、低音と荒々しさで台風の怖さを表現するのに丁度良い楽器だと思いました。この季節使い達の音楽が「ちっちゃな雪使いシュガー」ならではの魅力のひとつですね。

 さて今回は、遠く離れていてもサガとシュガーの気持ちは通じ合っていると言う話でした。他愛の無い内容ですが、二人の親密度がとても表現できている良い話です。

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2005年5月20日 (金)

ちっちゃな雪使いシュガー#16

j_dvd06『遠いまちの初雪』

 シュガーは修行で周りの季節使いに出遅れ、そして北の街では雪が人々に歓迎さずに落ち込みます。それでも健気に頑張るシュガーの姿がとても美しいですね。機転でシュガーに初雪を降らせる試練を与えた長老も流石です。

 そして頑張っても一瞬しか雪を降らす事が出来ないシュガーはガッカリします。でもその初雪を喜ぶ子供達がいました。失敗したと思わせて成功すると言う演出です。失敗したと思った分、成功した時の喜びが増しますね。最高の演出だと思います。

 初雪を喜んだのが一部の子供達だと言うのも微笑ましいと思います。シュガーの頑張りに見合った報酬が子供達の笑顔。良い感じでバランスがとれてると思います。頑張れば必ず誰かが見てくれる、そんなメッセージが感じられる素敵な話ですね。

 サガとシュガーは離れた場所に居ても、お互いの事を忘れずにいます。途中の何気ない台詞で二人の結び付きを表現しています。さりげなく次回の伏線にもなっている辺りも上手いですね。

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2005年5月19日 (木)

ちっちゃな雪使いシュガー#15

『ちっちゃなお客さま』

 窓から落ちそうになってもカノンはピアノを手放しませんでした。

「サガお姉ちゃんの大事なピアノなんだから!」

 カノンの優しさに涙腺が緩みました。まるでサガのピアノに対する想いを代弁しているようです。

 今回はシュガーとカノンを子供と言うキーワードで対比、そしてサガの子供時代とカノンも対比しています。サガとシュガーが自分自身を見つめ直す良いエピソードだったと思います。

 その上でママと言うキーワードも上手く盛り込んでいます。サガは子供を想うお母さんを疑似体験します。お母さんの立場と子供の立場の両面を見せる上手いシナリオですね。

 そして何もかもが優しい脚本です。気持が温かくなれる作品は素敵だと思います。この話は「心をつなぐメロディー(7話)」のやまだやすのりさんが脚本を書かれています。本当に素晴らしい脚本家です。そして蒼はるかさんも優しさを描ける原作者なのでしょうね。

 脚本の完成度と同じように作画の完成度も高い回です。作画監督は三浦貴弘さん、子供作品に登場する可愛らしい女の子を描かせたら、トップクラスのアニメーターだと思います。個人的に大好きなアニメーターです。

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2005年5月17日 (火)

ちっちゃな雪使いシュガー#14

『ペッパーとカメさんの夢』

 空を飛びたい!カメのランスロットの夢をペッパー達が叶えてあげようとする話です。ペッパーの「願う気持が強ければどんな事でも必ず叶う」と言うテーマには共感できるのですが、残念ながらペッパーとランスロットには感情移入が出来ませんでした。

 この話ではランスロットが空を飛びたい理由を最後に描いていますが、出来れば初めに描いた方が良かったと思います。そして「鳩さんと仲良くなりたい」と言う漠然とした理由よりも、「いつも烏のジョーに虐められている鳩さんを助けたい」と言った具体的な理由の方が感情移入しやすい話になったかもしれません。

 フィルの愉快な発明の場面は楽しいですね。いかにもフィルらしい発想です。そして演出を含めた作画がとても美しい回です。作画監督の中山由美さんの回は素晴らしいものばかりです。

 この回で漸くペッパーの生活している場所が動物病院だと分かりました。動物と話せるペッパーらしい場所だと思います。欲を言えばペッパーと赤ちゃんの話も見たいところです。この話でペッパーの生活圏が分かったのは良いのですが、作品を通してソルトの生活圏は描かれてません。出来れば描いて欲しかったですね。

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ちっちゃな雪使いシュガー#13

j_dvd05『「きらめき」みつけた!?』

 シュガーは、「”きらめき”を見つけた」とバジルとシナモンに嘘を吐いてしまった為に、窮地に追い込まれました。そんなシュガーにサガは手を貸します。前回のピアノの話に続いてサガとシュガーのお互いの想いが魔法の花を成長させる話です。”きらめき”を探しにピクニックに行くこと自体が、”きらめき”を探したことになるのが面白いですね。

 迷子になったサガは「シュガーが勝手な事をするから…」と言いかけて止めます。サガの成長が見られるシーンです。サガは自分本位ではなく、シュガーの事も気にかけるようになったのです。この描写はこれまでとは違うサガの微妙な心の変化を上手く表現していると思います。そして皆で協力して楽器を弾く場面がとても素敵です。

 ピクニックから帰ってきたシュガーは、”きらめき”を見つけてない事をバジルとシナモンに正直に話します。この作品を見ている子供には「嘘はいけないよ、正直は良い事だよ」と言う良い教訓になりますね。そしてシュガーのような正直者が幸せになるからこそ感動が生まれるのだと思います。

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2005年5月 9日 (月)

ちっちゃな雪使いシュガー#12

~さよなら、クマさん~

 今回の見所は何と言ってもサガの窮地を、シュガー達が助ける場面でしょう。サガは楽譜を上手く捲れずにばら撒いてしまいます。サガの表情からも緊張感がひしひしと伝わって来ます。もういつものサガではありません。そのサガをシュガー達が応援します。サガの事を想って一生懸命に応援します。想われたサガの気持を考えると、涙が出てくるほど嬉しいと思います。サガは一人じゃないんです。傍にシュガーが居てくれるのです。

 本当にサガとシュガーの関係を描く場面は抜かりはないですね。二人の絆も徐々に深まってきた感じです。もう初対面の頃とは違います。お互いに相手の事を想っているのでしょうね。

 視聴者が感動する話は魔法の花も成長します。この回も例に漏れずにつぼみを付けました。本当に魔法の花を成長させるポイントになる話は力が入っていると思います。

 そしてサガはヴィンセントとピアノの連弾をして、劇を成功させます。同時にヴィンセントに対するわだかまりが消えたみたいです。この辺のサガの心情の変化が分かり難いので、サガ自身のモノローグで補足した方が分かり易くなったかもしれません。と言うのも、サガが公園で子供達とセッションするヴィンセントを見る場面、楽器店のポールにヴィンセントが元ピアニストだった事を聞く場面、劇で連弾の場面、これらが線で繋がってないんですよね。唯一残念な点です。

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2005年5月 8日 (日)

ちっちゃな雪使いシュガー#11

~あたしの好きなピアノ~

 サガにとってヴィンセントは、ピアノの弾き方は嫌いだけど何となく気になる存在みたいです。もう一方のシュガー達は、ヴィンセントに季節使いが見えるか否かを気にしています。今回はこのふたつのエピソードが交互に描かれています。シュガー達がヴィンセントに付き纏うエピソードは、子供にも楽しめる様に単純に構成されていますが、サガのエピソードは、ピアノを通してヴィンセントとお母さんを比較する複雑な構成です。視聴者が大人でしたら、サガの気持を補足するのは簡単な事でしょうけど、子供達には少々難しいかもしれません。

 シュガー達がヴィンセントに付きまとうシーンは愉快です。シュガー達と同様に、「ヴィンセントは季節使いが見えるの?」と思いながら見ていたので楽しかったのだと思います。そしてノーマが女優を男優と勘違いするシーンや、グレタのクマのぬいぐるみのシーンも最高です。今回はサガの内面ばかりでは物語が重くなるので、このようなシーンを沢山入れる事により場を和ませたのだと思います。

 サガのお母さんのイングリット・ベルイマンの事故死、そして楽器店のピアノが形見だったと言う情報が開示された話でもあります。サガにとって楽器店のピアノはとても大切なものなのです。でも家に置かない理由が「思い出がいっぱいあって辛いから…」では納得できません。思い出がいっぱいあって辛いのなら、サガは楽器店に弾きに行かないと思うのです。家に置きたいけど、何かしらの事情で致し方なく手放した展開にした方が良かったと思います。

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2005年5月 1日 (日)

ちっちゃな雪使いシュガー#10

j_dvd04~バックステージハプニング~

 「窮屈な味だね」の意味が、「思いついたことを言っちゃっただけ」では、ほとんどの人が納得できなかったと思います。そもそもサガと初対面のヴィンセントに、意味深な感じの台詞を言わせる事自体に無理があります。あえて言わせるとしたら、ヴィンセントがサガのピアノを聴いた後の方が良かったと思います。その方がサガの音楽の捉え方に対する比喩としても分かり易いと思うのです。

 コメディーパートは相変わらず良く出来ています。舞台裏を飛び回るシュガー達に、サガが振り回されるシーンはとても愉快です。この辺りの演出は手抜かりがないですね。

 そして最後のシュガーの台詞、「シュガー達のこと見えてたのかな?」は、次回への引きとしては上手いと思います。ヴィンセントを謎のキャラにする事により、視聴者はヴィンセントに興味を持ちますからね。

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2005年4月29日 (金)

ちっちゃな雪使いシュガー#9

~クマのピアニスト~

 Aパートのコーヒーショップの作画はイマイチでしたが、Bパートではうって変わってキャラクターの作画が活き活きと描かれていました。劇場のシーンは雰囲気が伝わる良い作画だと思います。

 サガがアルバイトしているコーヒーショップに、ヴィンセントが訪れるシーンですが、ここでのヴィンセントは、注文が遅かったり、目でサガを追ったりと、不可思議な行動をします。DVDを購入したりテレビ録画しているコアなファンにとっては、ヴィンセントの行動の意味が理解できる可能性もありますが、テレビなどで一回しか観てない人にとっては、意味不明だったに違いありません。実はこのシーンは、”特別編”を観ないと解らない仕様になっているのです。良し悪しは別として、この演出は諸刃の剣ではないでしょうか。(尚、”特別編”は地上波では放送してません)

 ここからはグレタの話をします。グレタは皆の仲間に入りたいけど、優越感を誇示したいが為に、どうしても素直になれない子です。グレタが自分を誇示するシーンでは、必ず専用バックミュージックが流れます。今回はグレタの曲が鳴ったと思ったら、サガに無視されて曲が止まりました。これはグレタの内面をギャグで表現しているのです。これを演出した人はギャグの天才だと思います。最終的にグレタは「ちっちゃな雪使いシュガー」にとって、なくてはならないキャラクターになります。本当に愛すべき魅力的なキャラクターですね。

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ちっちゃな雪使いシュガー#8

~夢のカタチ~

 一生懸命やる事がとても大切なこと、そしてそれが成功への近道と言う話です。ソルトはフィルのオーロラの実験を、季節使いの仕事だから許せないと思っています。季節使いの誇りを表現しているところが良いですね。

 しかし徐々にフィルに協力してしまうソルト。しかしその時のソルトの気持に成りきれませんでした。今回の場合はソルトの内面の描写はこの程度でも良いのですが、フィルの描写が足らないのです。これでもかと言うくらい、フィルの苦労している姿や、困っている状況を描けば、視聴者はフィルを応援したくなります。そう言う状況を創った上で、ソルトをフィルに協力させるのです。そうすれば視聴者も一緒になって、オーロラの実験を応援する事が出来たはずです。オーロラの実験はクラスメイトを感動させる事の他に、視聴者を感動させなければいけないのです。

 夢をテーマにしたのは良かったです。シュガーの夢は母さまみたいな立派な雪使いになる事。そしてサガの夢は…?勿論、お母さんと同じピアニストですね。これからの展開で色々とサガとシュガーの夢が語られますが、今回の話はその下地になったと思います。

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2005年4月28日 (木)

ちっちゃな雪使いシュガー#7

j_dvd03 ~心をつなぐメロディー~

 「ちっちゃな雪使いシュガー」のレビューは、DVDを見直しつつ書いているのですが、何回見てもこの回(#6含)は心に響きますね。本当に脚本のクオリティーが高いです。
 
 サガ側とシュガー側の、両方の誤解を解いていく過程が絶妙です。二人の仲を取り持つソルトとペッパーも適役だと思います。サガとシュガー共に自分の非を認めた後は、相手を想いやる行動をします。サガは怖い気持を抑えつつ暗い倉庫に入ってシュガーを探します。そのサガがバジルとシナモンに攻撃されたところを、シュガーは危険を顧みずに助けます。お互いの相手を想う気持が言葉ではなくてエピソードで表現されているから良いのです。サガとシュガーの優しい心が伝わったと思います。

 サガのお母さんが亡くなっていた事を、シュガーの目を通して視聴者に伝えたのも上手いです。ここで初めてシュガーと視聴者は、楽譜がどれだけ大切な物だったのかを知るのです。だから視聴者はシュガーと一緒になって泣けるのです。今回の脚本家のやまだやすのりさん、前回の脚本家の水上清資さんに最優秀脚本賞を差し上げたいですね。

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2005年4月25日 (月)

ちっちゃな雪使いシュガー#6

~ゴメンねがいえなくて~

 前半の山場の話です。そして初めての続き物です。今回でシュガーとサガの親密度が決定的になります。それだけに「ちっちゃな雪使いシュガー」の中でも重要な位置を占める話です。実はDVDを揃えるきっかけになったのがこの回なのです。「ちっちゃな雪使いシュガー」って良い話だなって本気で思いました。それくらい好きですね。

 この話のキーワードは”母”です。シュガーにとっては理想の母さまですが、サガにとっては、もう二度と逢えない大好きなお母さんです。サガもまだ子供なので、お母さんの事を思い出すと普通の状態では居られなくなってしまいます。話の中に幾度もサガのお母さんの回想シーンが入っているのが良いですね。このような創り方は感情移入がし易いです。最近はこう言う描写すら入れないアニメが増えてきました。お母さんを大切に想っている描写を入れるか否かは、キャラクターに感情移入できるかどうかの分岐点だと思うんですけどね。

 そんな状態の二人が些細なことで喧嘩をしてしまいます。そしてお互いに仲直りの「ゴメンね」が言えない状態が続きます。二人のもどかしさが見ている側にも伝わってくるシーンだと思います。この辺りは子供にも分かり易いように、単純な台詞しかありません。あとは仕草や行動で表現しています。本当に上手いです。

 そして二人にとって決定的なシーンが訪れます。楽譜はサガのお母さんの大切な思い出の品です。その楽譜にシュガーは謝ろうとして手紙を書いてしまいます。見ているぼくとしては、大切な楽譜に落書きされたサガの気持もわかりますが、シュガーの気持も痛いほどわかるのです。辛くて涙が出そうになりました。仲直りできると思わせて、この展開ですからね。それは悲しさも倍増しますよ。

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ちっちゃな雪使いシュガー#5

~長老さま現る!!~

 5話では強烈なキャラクターの長老さまが登場します。長老さまは初登場にしてキャラが立ちまくってます。ジンジャーに告白することが、長老さまの目的だなんて突拍子もないですよね。しかしこれで目立たなかったジンジャーのキャラも立ちました。そしてターメリックを登場させる事により、三角関係までも創っています。よくこれだけ多くのキャラクターを立てられるものだと感心しまくりです。

 それと長老さまには大事な役割があります。それは世界観を説明することです。これまでは季節使いの秘密をシュガーが説明しましたが、さすがにこれ以上は無理です。そこで長老さまの登場と言う訳です。これからは視聴者が知らない情報は長老さまが教えてくれます。本当に上手いキャラクター構成です。

 サガとグレタの決闘も馬鹿馬鹿しくて楽しいですね。ややもすれば、この決闘と、季節使い達のエピソードが分断されそうなところを、上手い具合に雨や雪を振らせて接点を作りました。きっと脚本家は苦心したんでしょうね。

 兎にも角にも今回はギャグが最高だったと思います。テンポ良くリズミカルに話が進むのは楽しいです。これも「ちっちゃな雪使いシュガー」の面白さのひとつかもしれませんね。

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2005年4月23日 (土)

ちっちゃな雪使いシュガー#4

j_dvd02 ~「きらめき」はどこ?~

 ラストのサガのピアノ演奏は人を虜にするくらいの魅力があります。その時のシュガーの台詞、「元気になっちゃった!まるで魔法だね!」からもわかるように、超常現象だけが魔法ではなくて、人の心を豊かにさせる事も魔法なのです。人を想う気持があれば、誰でも魔法が使えるようになれると言うことですね。とても素敵なメッセージだと思います。

 さて内容についてですが、相変わらずシュガーは、”きらめき”を探しています。今回は一人前の季節使いになる目的よりも、サガに認めてもらいたくて意地になっている面が強いみたいです。本当に無邪気な子供ですね。これに対してサガは、迷惑ながらもシュガーの事を気にかけています。子供を心配する母親状態ですが、それでも今までよりも二人の親密度は、ほんの少しだけ上がったみたいです。

 次は技術的な事ですが、サガ以外の人間に季節使いが見えない事を執拗に描いています。これは画面上では季節使いは見えているので、ともすると季節使いが人に見えると錯覚してしまうおそれがあるからです。この辺りは視聴者に対してとても親切な創りだと思います。

 そろそろキャラクターの個性もわかって来た頃だと思います。こうなるとギャグも一段と面白味が増します。理由はキャラクターの個性が確立されると、行動における役割が分かり易くなるからです。シュガーが失敗しても、「シュガーらしいね!」と、視聴者が思えば成功なのです。ギャグと言えば、サガがシュガーを探すために、植木鉢の下を見たシーンには大笑いしました。さすがにシュガーは、そんなに小さくないですよね。

 この回はキャラクターのデッサンが少々崩れました。演出やギャグが面白いので、普通に見ていれば気にならない程度ですが。

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2005年4月20日 (水)

ちっちゃな雪使いシュガー#3

~きらきら、ほかほか、ふわふわ~

 1話、2話に続き、作画のクオリティーはかなり高いです。背景とキャラクターが違和感なく画面に収まってるのです。これは画面全体に統一感があると言うことです。テレビアニメとして考えれば文句無しと言ったところでしょう。

 服装に関してですが、シュガーは雪使いなので白、ソルトは太陽使いなので赤、ペッパーは風使いなので緑、ジンジャーは雨使いなので青と、イメージを色分けしています。たぶん設定の段階で色を一番最初に決めたのでしょうね。こう言った子供にもイメージしやすい色分けは、この手の作品にとって大切なことだと思います。

 今回はキラメキを探すだけの単純な話です。単純だけにキャラクターの行動が誰にでも簡単に理解できます。全てのキャラが自然に動いているのは観ていて気持が良いものです。物語の核はシュガーのピンチにサガが助けに来ると言う部分です。サガにとってのシュガーの存在は、前回とさほど変わりませんが、シュガーにとってのサガの親密度は少し上がりました。脚本家は徐々に二人の関係を構築しているのです。

 それ以外の部分はギャグのオンパレードになってます。このギャグが好みに合わない人は観ていて辛いかもしれません。個人的にはこの手のギャグが好きなので好感触です。特に烏に追いかけられたシュガーが、空中で忍び足をするシーンは傑作です。空を飛べるシュガーが空中で忍び足をするから面白いのです。

 この話からは、サガの視点だけではなく、シュガーの視点も加わりました。これまでにサガの目を通してシュガーのキャラクターを描いた結果、シュガーが謎のキャラクターではなくなったからこそ出来る構成なのです。

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2005年4月10日 (日)

ちっちゃな雪使いシュガー#2

~ちっちゃなルームメイト~

 今回は季節使いの設定を説明する話です。シュガーは雪使いになる為に魔法学校の課外授業で人間界に来ています。一人前の雪使いになる為には、”きらめき”を探して魔法の花を咲かせなければなりません。その事を説明するだけでは面白い話にはならないので、要所にギャグを入れて面白おかしくしています。見ている人を飽きさせないように工夫しているのです。ギャグで笑っている内に、設定が自然に頭の中に入る上手い創りです。

 シュガーは”きらめき”探すためにサガにまとわりつきます。サガは自分の計画を邪魔されて迷惑しているみたいです。では何故サガが計画性を重要視しているのでしょうか?実はこれまでの展開でそれが描かれていません。描かれていないとサガがシュガーを邪魔に思う理由が明確になりません。サガがシュガーと会うまでに、”何で計画を大切に思っているのか”を描くべきでした。本当に勿体無いと思います。

 しかしながらそんな事を感じさせない程、キャラクターが魅力的に動いています。特にシュガーのボケ具合は最高です。今回はソルトとペッパーが登場しましたが、シュガーとの相性はとても良いみたいです。3人ともボケ担当なので暴走すると誰にも止められません。人間には季節使いが見えないと思っているソルトは、サガをからかいます。ソルトのキャラ性が現れていてとても楽しいシーンです。同時にサガがシュガー以外の季節使いも見えると言うことも表現しています。新キャラクターと設定の両方をエピソードで見せている良いお手本です。

 魔法の種は、シュガーとサガの間に信頼が生まれて、育まれると大きくなります。2話目ではその事は明確にされていませんが、勘の良い人はこの時点でわかります。ようやくテーマが見えてきた感じですね。

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2005年4月 1日 (金)

ちっちゃな雪使いシュガー#1

j_dvd01 ~サガ、シュガーと出会う~

「ちっちゃな雪使いシュガー」は、妖精の女の子のシュガーと、人間の女の子のサガとの信頼関係を描いた作品です。馴染みやすい絵柄で、それぞれのキャラクターが魅力的に描かれています。背景は淡い色に統一して街全体を魅力的に見せています。TVアニメとしては最上級の背景だと思います。

 物語はピアノが空中に浮いている幻想的な場面から始まります。これはサガの子供の頃の体験なんですが、この段階ではこのシーンの意味する事は判りません。そしていよいよ物語の本編が始まります。塔でサガが朝日を眺めるシーンでは街全体の風景を見せています。これからこの街で物語が始まると言う事を表現しているのです。とても上手い見せ方です。物語の展開は主にサガに視点を置き、サガの性格と共に街の人々を紹介してゆきます。ここではサガは計画好きな女の子として描かれています。しかし友達のグレタの性格の方が目立ってしまい、主役の一人であるサガが薄れてしまったと思います。あまりにもグレタの性格が強烈過ぎたのです。出来ればグレタ以上にサガの性格を決定的にするエピソードが欲しかったところです。

 Aパートの最後は待ちに待ったサガとシュガーの出会のシーンです。シュガーが登場すると物語が動き出してテンポが良くなります。初めは弱々しい妖精のシュガーですが、実はお腹が空いているだけだったりします。ワッフルを食べた後はお喋りし放題。うるさいけど主人公だけあってとても魅力的なキャラクターです。サガの家でシュガーがお婆さんの顔の周りを回る場面では、サガにしかシュガーが見えないと言う事を表現しています。さりげなくシュガーの秘密を描いた上手な手法だと思います。同じようにサガがお母さんの写真に挨拶するところも、お母さんが居ないと言う事をさりげなく表しています。このように視聴者に伝えるべき情報を自然に見せるのは大切な事だと思います。

 そしてシュガーにマイペースを崩されたサガは、シュガーを無視して寝てしまいます。無視されたシュガーは魔法で雪の結晶を出します。これに驚いたサガはベットから飛び上がります。サガにとって雪の魔法はとても大切な意味があるのです。この秘密は最終回で明らかにされます。実は初見では「何でサガがシュガーと出会った時より、雪の結晶を見た時の方が驚いたのか?」が理解できませんでした。主役の一人であるサガの気持が解らなくて、戸惑ってしまったのです。しかし最終回を見てから改めてこの場面を見ると、一変してとても感動的な場面になりました。素晴らしいの一言です!

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