【5.1ch】アニメ音響

2006年8月 2日 (水)

花右京メイド隊 SINGLE COLLECTION

■【DVD】花右京メイド隊 シングルコレクション

Single_collection

2005/10/19 発売
1:日本語(ドルビーデジタル/2ch)
2:日本語(dts/5.1chサラウンド)

■まず初めに・・・

 「花右京メイド隊(m.o.e版)」のシングルコレクションはテレビアニメにしては珍しく5.1chサラウンド仕様になっています。

■オープニング曲の印象

 コーラスがリアに回り込んで全体的にふわっと広がった感じに聴こえます。ただし完全にコーラスがリアに振り分けられている訳ではありませんので、演奏者の真ん中で聴いているような体感は味わえません。

■ここがサラウンドの聴きどころだ!

【グレースの守ってあげる】
 シンシアの通っている大学生の笑い声と、遊園地の花火の音が聴きどころです。特に花火の効果音が素晴らしく、実際にその場で体感しているような錯覚さえ覚えます。この花火の音を聴く為にシングルコレクションを買っても損はしないと思います。

【コノヱの鍛えてあげる】
 ヘリコプターの音と滝の流れる音が聴きどころです。その場にいるような臨場感を味わえる効果音です。

【イクヨの経験させてあげる】
 太郎とマリエルが居る部屋に八島が入ってくる時の声が聴きどころです。リアから聴こえる八島の声に一瞬ビックリします。

■最後に・・・

 5.1chと言うことで台詞がセンターに定位しています。これが実に聴き易い。サラウンド効果を期待して買ったソフトですが、実際のところは台詞が定位する事の方が重要だったのかもしれません。

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2006年5月23日 (火)

トイ・ストーリー&トイ・ストーリー2 スペシャル・エディション

■【DVD】「トイ・ストーリー&トイ・ストーリー2 スペシャル・エディション」

   
2005/11/23発売 VWDS-5130
1:英語(ドルビーデジタル/6.1chサラウンドEX)
2:日本語(ドルビーデジタル/6.1chサラウンドEX)

■初めに・・・

 すでに「トイ・ストーリー1&2」の通常バージョンのDVDは持っていますが、さらに美しくなった映像と新収録の6.1chサラウンドEXのスペシャル・エディションが発売されたと聞いて、トイ・ストーリーファンとして居た堪れなくなり購入してしまいました。スペシャル・エディションは喉から手が出るほど欲しいけど、通常バージョンを持っているので踏ん切りがつかないと思っている方は、ぜひ以下のレビューを参考にしてみて下さい。

■通常のバージョンとスペシャル・エディションの違いは?

 まずはスペシャル・エディションの映像ですが、鮮度が上がり色の深みも増しました。それによって立体感が強調され、通常バージョンにあったぼやけた感じは一切無くなりました。そしてトイ・ストーリー2では、画面比率が4:3から16:9になり、トリミングされていた部分が表示されるようになりました。劇場と同じ画面比率でDVDが見られるようになった事はファンとしては嬉しい限りです。

 次は音声についてですが、スペシャル・エディションでは6.1chになると共に、全体的なサラウンドバランスも若干修正されています。それにより音の移動もスムーズに聴こえるようになりました。そして一番大きい変更点は音質が明瞭になった事です。例えるとドルビーデジタルがDTSになったような感じです。そのクリアな音質によりダイアログ(台詞)が聴き取り易くなり、空間表現もリアルになりました。それとトイ・ストーリー1の通常バージョンでは、日本語がステレオで収録されていましたが、スペシャル・エディションでは6.1chサラウンドEXに変更されています。吹き替えで観る人には嬉しい変更です。

■機能面などの違いは?

【THXトレーラー】
 通常バージョンではTHXトレーラーが入っていましたが、スペシャル・エディションでは削られています。個人的にはトイ・ストーリー1のロボットのTHXトレーラーが好きでしたので残念でなりません。

【韓国語】
 通常バージョンでは韓国語が入っていましたが、スペシャル・エディションでは無くなり、その代わりにスタッフの音声解説が入っています。個人的には韓国語を選択する事はありませんので、音声解説の方が有り難いです。

【字幕】
 字幕が通常バージョンよりもサイズが大きくなって読み易くなっています。背景に溶け込まないように黒枠も工夫されています。

【音声切り替え】
 通常バージョンでは、一旦メニューに戻らないと音声切り替えが出来ませんでしたが、スペシャル・エディションでは視聴中でも自由に切り替える事が出来ます。

【物語中の日本語の文字】
 通常バージョンのトイ・ストーリー1では、日本語の音声を選ぶと一部の劇中文字が日本語で表示されますが、スペシャル・エディションのトイ・ストーリー1では、劇中文字は全て英語で表示されます。(バズのロケットの箱に書いてある文字など・・・) ただし冒頭のタイトルの「TOY・STORY」(英語表記)はメニューの音声で日本語を選べば「トイ・ストーリー」(日本語表記)に変更されます。
 尚、トイ・ストーリー2では、メニュー画面で音声を変更すれば通常バージョンと同様に劇中文字が切り替わります。ただし鑑賞中にリモコン等で音声切り替えをした場合は変更されませんので注意が必要です。

【エンディングの変更】
 スペシャル・エディションのトイ・ストーリー2はエンディングがNG集ではなく、ウッディのラウンドアップの曲に変更されています。それに伴いNG集は特典ディスクに移動されました。尚、NG集の音声は日本語のみで、英語はありません。

■稀有な特典(ミュージック&サウンド・エフェクト)があります!

 音声切り替えにより、物語をエフェクト(効果音)のみの音声で観る事が出来ます。ダイアログ(台詞)とミュージック(音楽)を抜かした効果音だけで作品を観る事が出来ると言う事です。このモードを聴いて驚いたのは、通常では聴き取り難い効果音が沢山あった事です。エフェクトとはどんな物なのかを知る上で、とても貴重なモードです。

■最後に・・・

 スペシャル・エディションはピクサーのサービス精神が詰まった魅力満載のDVDです。トイ・ストーリーファンでしたら、購入しても絶対に損はしないと思います。

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2006年4月29日 (土)

ファインディング・ニモ

■【DVD】 「ファインディング・ニモ」(2003/米)

2004/06/18発売  VWDS-4874
1:英語(ドルビーデジタル/6.1chサラウンドEX)
2:日本語(ドルビーデジタル/6.1chサラウンドEX)
3:日本語(DTS/6.1chDTS-ES)

■まず初めに・・・

 このカテゴリー(5.1chサラウンドANIME)では、いっさい内容に付いては触れません。音質とサラウンド効果のレビューのみとなります。さて、井の一番に「ファインディング・ニモ」を取り上げた理由は、数多くあるアニメの中でもサラウンド感が群を抜いて楽しいと思ったからです。これ以上のサラウンド感が味わえるアニメソフトは滅多に現れないと思うくらいの素晴らしい作品です。

■日本語(6.1chDD・EX)と英語(6.1chDTS-ES)の違い

 英語(DD・6.1chEX)と日本語(6.1chDTS-ES)を比較した場合、音質は日本語(6.1chDTS-ES)の方が明瞭ですが、それ以外の臨場感や台詞の繋がりと言った部分では、英語(DD・6.1chEX)の方に軍配が上がります。以下、両者を比較した一例です。

【チャプター4:英語(DD・6.1chEX)】
1)エイ先生が画面から遠ざかる時に台詞も徐々に小さくなります。
2)大海原を見たニモが「Oh!」と驚いた声を発します。
3)海の広さを表現する為に音楽が雄大に鳴り響きます。

【チャプター4:日本語(6.1chDTS-ES)】
1)エイ先生が画面上から遠ざかっても台詞は遠ざかったように聴こえません。
2)大海原を見てもニモは驚きの声を発しません。
3)エイ先生の声が邪魔をして音楽の雄大さが表現されていません。

*以上の結果から、レビューは多少音質が悪くても、英語(DD・6.1chEX)にて行なう事にしました。

■水の効果音が素晴らしいのです

 全編を通して水中を泳いでいるような気分にさせられます。注意深く耳を澄ますと、大海原の音と水槽の音の違いにも気づかされます。大海原では奥行きのある空間、水槽の中では閉鎖された空間が表現されているのです。

 台詞の移動感も秀逸です。画面の左にキャラクターが居れば声もフロントLから聴こえ、キャラクターが移動すれば声もその方向に移動します。画面上でキャラクターが良く動く作品なので、声の移動は思った以上にサラウンド感を味わえます。

 そして何と言っても「ファインディング・ニモ」の楽しいところはアクションシーンです。全てのスピーカーを効果的に使ったサラウンドが随所に盛り込まれているので、まるで遊園地のアトラクションに乗ったような感覚を味わえます。

■ここがサラウンドの聴きどころだ!

【チャプター7】(00:16:20)
 マーリンとドリーが正面衝突するシーンです。センターSPからは「ドン」と言う低音が聴こえ、それと同時にサラウンドバックが「パン」と言う乾いた音が鳴ります。まるで頭の中の骨が鳴っているような錯覚を覚えます。一瞬と言う短い時間ですが、他のソフトでは滅多にお目にかかれない稀有なサラウンドです。

【チャプター8】
 ブルースの声です。LFEには音を振らずにブルースの声の重厚さを表現しています。それに伴い、コントラバスが効果的に聴こえて来て、ブルースの怖さを引き立てています。是非このシーンでは低音の楽しさを堪能して下さい。

【チャプター8】
 ブルースがマーリンとドリーを追い掛け回すシーンです。この場面はサラウンドがてんこ盛りです。特に魚雷が機雷に触れて爆発するシーンは「U-571」を髣髴させるくらいのサラウンド感です。

【チャプター11】
 提灯アンコウの声です。LFEを伴った声が怪獣さながらです。大型怪獣ではなく小型怪獣っぽく創り込んでいる所がポイントです。

【チャプター14】(00:47:10)
 クラゲの群れからマーリンがドリーを救出するシーンです。これがサラウンドの醍醐味とばかりに、クラゲの触手音が360度周り込みます。かなり派手な演出を施してあるので、サラウンドに興味が無い人にも楽しめる場面です。

【チャプター21】
 鯨の声「グオオオオーン」と言う声です。ここは重低音の見せ場なので、フロントとセンタースピーカーから聴こえる鯨の声に伴いLFEが神々しい音を鳴らします。地球最大の哺乳類である鯨の美しい声が堪能できる場面です。

【チャプター23】(01:15:24)
 ビニール袋に入ったニモの生々しい声がサラウンドバックから聴こえます。6.1chで御覧になっている方は、焦点がぼやけていないクリアなニモの息遣いに、一瞬「ドキッ」っとすると思います。

【チャプター24】(01:17:44)
 海鳥が飛ぶシーンです。音楽と、海鳥の声と、海鳥の羽ばたく音が重なって録音されています。全ての音が立体的に分離して聴こえるようなシステムで聴くと、水中とは違った乾いた空の感覚を味わえるはずです。

【チャプター25】(01:18:16)
 ダーラが水槽を叩くシーンです。あまりにも破壊的な重低音なので、地震が来たかのような錯覚を起こすかもしれません。それくらいトンでもない効果音です。 

■最後に・・・

 「ファインディング・ニモ」のレビューは如何でしたでしょうか。あえてお薦めのシーンを選別しましたが、この作品は全てのシーンがお薦めと言っても過言ではありません。もしアニメでサラウンド感を味わいたいと思った方は、購入しても絶対に損はしない一品だと思います。

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2006年4月 6日 (木)

5.1chサラウンドANIME

【目次】

「ファインディング・ニモ」

「トイ・ストーリー&トイストーリー2 スペシャル・エディション」

「花右京メイド隊 SINGLE COLLECTION」

■このカテゴリーについて・・・

皆さんは5.1chサラウンドと言うものをご存知でしょうか?5.1chサラウンドとは、前後左右から台詞や効果音が聴こえてくる臨場感溢れる音響の事です。そしてアニメにも5.1chサラウンドで録音されたDVDソフトがあります。そのソフトを5.1chに対応したシステムを使って聴くと、まるで映画館で観ているような臨場感を体験できるのです。一度でもその音響を体験してしまうと、もうテレビのスピーカーでは満足できなくなってしまいます。このカテゴリーでは、そんな5.1chサラウンドアニメの魅力を紹介していこうと思います。尚、このカテゴリーでは、内容についての言及は一切致しません。音響の面白さについてのみのレビューになります。

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